リモートコントロールソフトウェアは、試験器の制御をパーソナルコンピュータ（PC）で行い、出力電圧、極性、位相角、印加モードなどの試験パラメータを設定することで、試験器での操作を行わずに試験ができる便利なソフトウェアです。このリモートコントロールソフトウェアですが、以前よりご使用頂いているお客さまから「試験時の誤動作判定を自動化したい」、「自社の試験レポートのフォーマットでレポート出力したい」などのご意見を頂いておりました。リモートコントロールソフトウェアINS-S420RemoteWにより、上記のお客さまのご要望を解決できる機能がありますのでご紹介します。

誤動作判定機能（EUT FAIL信号検出機能）のご紹介

EMC試験では試験者立会のもと、目視確認などにより誤動作判定を行うことが殆どですが、オシロスコープや画像判定装置を誤動作判定機器として組み入れ、FAIL信号を検出することで、誤動作判定を自動で行うことが出来るようになりました。下記にEUTの動作状態をオシロスコープで誤動作監視をする例と、カメラで誤動作監視をする例をご紹介します。EUT FAIL信号はオプションのNI社製デジタルI/Oを使用することにより、最大8個まで検出することができます。

雷サージ試験中のEUTの表示画面などをカメラなどを利用した画像判定装置で監視し、異常を検出した際に、EUT FAIL信号をデジタルI/O経由で制御PCへ出力します。制御PCではリモートコントロールソフトで設定されたEUT FAIL信号検出時の動作設定により、試験状態やEUT LINE、判定などのFAIL情報の記録を行います。

レポート出力機能のご紹介

「自社の試験レポートのフォーマットでレポート出力したい」、この様なご要望はありませんか。リモートコントロールソフトウェアINS-S420RemoteWのレポート出力機能は、Excelで作成したテンプレートファイルを読込み込む事により、定型のレポート出力ではなく、お客さま仕様でのレポートを出力することができます。

詳細につきましては弊社まで、お気軽にお問い合わせください。