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A2LAの認定校正のご案内

カスタマサービスセンターは、従来おこなっているノイズ試験器の校正に加えて、ISO/IEC17025に適合した認定校正機関として校正をおこなっています。

国際規格であるISO/IEC17025に適合した認定校正機関の校正は、世界的に通用するものであり、国際相互承認(Mutual Recognition Arrangement 略してMRA)システムでは不可欠なものです。今後は、ISO/IEC17025に適合した認定校正機関の発行する校正証明書が必要とされるケースが増えるでしょう。ノイズ試験器を使って試験をされているお客様が、試験所として何らかの審査を受ける際に、ノイズ試験器の校正証明書が認定機関の発行するものであれば強い味方となります。また、 ISO/TS16949の認証を受けている企業・組織はISO/IEC17025の認定校正を要求されています。

ノイズ試験器を校正する際は、ぜひカスタマサービスセンターの認定校正をご利用ください。

 

A2LA校正に関する補足説明

ISO/IEC17025

ISO/IEC17025は試験所・校正機関の要件を定めた規格です。

ISO/IEC17025に適合した認定校正機関がおこなう測定はSI単位にトレーサブルであると言えます。実際には国家標準へトレーサブルにしています。認定校正機関が使用する測定機器は、やはり認定校正機関に依頼してトレーサビリティを保証しています。認定校正機関でなくとも基本的には同様な測定の連鎖により校正結果を保証しています。しかし、測定の連鎖を保証するのは自らの宣言であり、測定のトレーサビリティチャートや測定機器の校正証明書を提示するよう求められることがあります。一方、認定校正機関は試験所・校正機関の認定機関より審査を受けており、校正証明書に認定機関のシンボルマークを入れて発行します。よって、校正証明書にある認定機関のシンボルマークがトレーサビリティを保証する証拠となります。今後、ノイズ試験器を使って試験をされている試験所・部門は、ノイズ試験器の校正証明書に認定のシンボルマークが入っているものを要求されるケースが増えるでしょう。

認定校正証明書もお読みください。

 

スコープ(認定校正の対応範囲)

ここでご注意いただきたいのは、認定校正では測定のポイントが限定されているということです。

認定校正で対応できる内容(項目)・範囲はスコープに記載されており、逆に言いますと認定されているのはスコープに記載されている項目だけになります。通常、ノイズ試験器の設定範囲はスコープで記載されている範囲(ポイント)より広範囲になっています。認定校正ではノイズ試験器全般の測定をカバーしていません。上記の事情により、ノイズ試験器をお使いのお客さまが何らかの審査を受ける際に、ノイズ試験器の認定校正証明書のほかに、ノイズ研究所がおこなっている従来の校正による校正証明書や試験成績書などを要求されるケースが予想されます。 ※スコープでは対応項目の最善の不確かさも提示しています。 認定校正と従来校正もお読みください。 スコープ(認定校正の対応範囲)を見るにはこちら

 

校正とは

校正とは値付けの行為と定義されます。IECによる語句の定義では点検や調整などに関することは一切含まれていません。そのためISO/IEC17025に基づく校正も値付けのみをおこない校正証明書を発行します。

 

 ノイズ研究所が発行するISO/IEC17025

このシンボルマークが認定校正機関による校正であり、国家標準にトレーサブルな校正であることを保証する証拠になります。ノイズ研究所は日本語または英語による認定校正証明書を発行します。

認定校正証明書には校正値と共に不確かさが記載されます。に適合した認定校正証明書には、試験所・校正機関の認定機関である米国A2LAのシンボルマークが入ります。

 

 不確かさ

不確かさは誤差とは違った意味で使われます。

誤差が真値からの隔たりを表すのに対し、測定の不確かさは統計的手法に基づき測定値がどの程度の範囲にどの程度の確立で存在するかを示します。そのため不確かさの値は、包含係数kの値と信頼性の水準と共に表記されます。例えば校正値1.00kV、不確かさ±1%と記載して、その他に「校正の不確かさは拡張不確かさであり、包含係数k=2で決定され、約95%の信頼の水準を持つと推定される区間を定める。」など表記します。この場合、校正値は1.00kV±1%の範囲に約95%の確立で存在することを意味します。

不確かさの導入は世の中の趨勢です。測定機器が校正の連鎖でトレーサビリティを保証するのと同様に、測定・校正の不確かさも校正証明書の連鎖でトレーサブルになります。IECではノイズ試験の試験結果に対して不確かさを導入しようと検討しています。不確かさを算出するためには、試験器の校正証明書に記載されている不確かさの値が不可欠です。当面は、ノイズ試験器の不確かさを含んだ校正証明書があれば問題はないと思われます。

 

 認定校正と従来校正

認定校正機関が発行する校正証明書には必ず不確かさの値が記載されています。カスタマサービスセンターがおこなっている従来通りの校正サービスにおいては不確かさの記載がありません。認定校正の対応範囲はスコープに記載されている内容に限定されており、従来校正とは異なります。従来の校正サービスと認定校正は、それぞれ別の校正証明書を発行します。 お客さまがお使いのノイズ試験器を正常にかつ安全にお使いいただくためには、カスタマサービスセンターがおこなっている認定校正を実施したとしても、さらに従来の点検・調整・校正サービスも別途必要であるとお考えください。認定校正は校正の説明で述べたように値付けのみを行いますので、点検・調整・従来校正のサービスと合わせてカスタマサービスセンターへご依頼ください。なお、修理は点検や調整とは別なこととしてお考えください。

認定校正のみを依頼されて、校正結果が適合範囲から外れていた場合、お客さまの判断によりますが、一般的に点検・(修理)調整後に再校正の手続きが必要になります。

 

 他社のノイズ試験器校正

スコープで説明しましたように、ノイズ研究所はスコープに記載されている項目の認定校正が可能です。つまり、スコープの記載内容に適用するノイズ試験器であれば、ノイズ研究所以外のメーカーであっても校正が可能です。使用方法やコネクタ、ケーブルなどの問題がクリアできればノイズ研究所以外のメーカーのノイズ試験器も校正いたします。

ただし、調整や点検・修理はできません。この点はご了承ください。

 

 旧製品の対応

ノイズ研究所製の旧製品に対してもスコープに記載されている項目は認定校正が可能です。ただし、IEC規格の改訂に伴い校正結果が適合しない場合があります。また、修理の他に調整・点検は修理校正サービス部門が対応します。 詳細はこちら


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