方形波インパルスノイズ試験
電源線や制御信号線に加わる立ち上がりの早い過度的妨害を
受けた際の耐性を評価する試験です
概要
主電源スイッチやリレー接点が開く際に、電圧の過度現象に起因した妨害波が起こります。
この試験は電源線や制御信号線を伝わってくる妨害波を模擬し、機器が誤動作しないかを評価する試験です。
想定される脅威
各種設備や機器の電源投入・切断等
どんな試験?
スイッチやリレー接点などの開閉器ON/OFF時に発生する立ち上がりの早い高周波による影響を想定した試験です。
電源線へ侵入するラインノイズや通信ケーブルへの誘導ノイズを模擬し、電子機器の誤動作や機能低下の性能評価をおこないます。ノーマルモード及びコモンモード各々に印加し試験をおこないます。
主な対応規格および試験器仕様
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項 目
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仕 様
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代表的な準拠規格名
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NECA TR-28、JEMA JEM-TR177 |
出力電圧
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0.01kV〜4.00kV
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パルス幅
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10ns〜1000ns
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パルス繰り返し周期
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10ms〜999ms
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試験レベル
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レベル
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電源線
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制御信号線
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接地線
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1
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500V
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250V
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250V
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2
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1000V
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500V
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500V
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3
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1500V
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750V
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750V
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4
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2000V
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1000V
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1000V
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X
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特殊
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特殊
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特殊
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出力波形イメージ

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